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昨日の読売新聞に、「どう読む司馬史観」という記事が掲載されていました。
近代史をめぐる「司馬史観」への疑問ということですが、司馬史観として、司馬遼太郎の作品を史実と違うと批判するのはどうかなと思う中、識者3名のうち、関川夏央氏(作家)の
司馬的解釈に「司馬史観」勝手な命名をして批判するのはおかしい。あくまでも「司馬文学」というべきだ。(抜粋)
というコメントが、非常に自分の考えに近いと思いました。
あくまで小説。歴史を取り上げて、さもこれが事実ですという主張ではなく、史実を取り上げた文学でフィクションなんですよね。それを忘れて(或いは目を瞑って)、批判するってどうかな、と思うのはわたしが司馬好きだからかもしれないけど、この作家のコメントは、言いたいことを言ってくれた、と思いました。

だから歴史学者が歴史小説を批判するのは、大人がおとぎ話にケチつけるようなものか。
文芸評論家の「短い文章では人間の思想的・宗教的な情念を描けない」とか「行き場のない不安を抱えた現代の若者は満足できないかも」(要約)っていうのは、バカじゃないかこいつって思った、というのは余計な感想か。
評論家っていうのは、難しいことを仰る専門家なんですね。

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同感かそれ以上
まず、小説と歴史書の区別のつく人たちで話し合って欲しいです。それに、「行き場のない不安を抱えた」なんて形容詞は、前は新鮮な危機感を伴いましたが、場違いな乱発のせいで、すっかり軽薄に感じられますね。
狩路 2010/11/03(Wed)14:09:21 編集
そこが大事
>小説と歴史書の区別のつく人たちで話し合って欲しいです。
ですよね。全く同感です。
どんなに面白くても、真実味が伴う説得力に富んでも、歴史小説はフィクションだから、そこを忘れちゃいけませんよね。
作家のコメントは、そこを伝えたかったんだろうなぁと思います。

乱発のせいで軽薄、というのも同感。
「心の闇」「カリスマ」「セレブ」なんかも。書いたり伝えたりするのを仕事としている人たちは、一般人にプロの仕事を見せ付けるという意味でも、もう少し使いどころを考えてほしいです。
管理者:ナカノ 2010/11/03 23:15



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