久々の読書

『沈まぬ太陽』は３巻が圧巻（洒落ではない）＆猛暑のために４巻途中で挫折。
涼しくなってきたし、久しぶりに本でも読もうと、手に取ったのが、弟の置き土産『トーキョー・プリズン』（柳広司）でした。

戦犯収容所を舞台にした探偵モノ。戦争が何を残し、どう変えるか、説教じみてない生々しさで書かれて、好んで読もうと思わない時代だけど、読みやすかったです。
文章も主人公がニュージーランド人だからか、今まで自分が読んだ日本人作家とは違って、海外小説調に感じました。
正直、謎解きはイマイチっていうか、些か強引に感じたけど、続きが気になる展開で一気読み。
『新世界』も置いて行ってくれたので（当然、何冊かは持って行かれて、嫁に頼まなければ２度と戻って来ない）、次はこっちを読もうと思います。