雪積もる

順調に降ってます。冷え性というか、恒温動物の誇りを失くした生き物には、辛い季節です。手が冷えて肘が痛いです。

熊本紀行その３、最終回。

３日目　11/27（月）
帰りに飛行機は昼過ぎのため、10時半過ぎのバスで市内を出る。というわけで、朝食後、世帯主と熊本城に行きました。雨の中。わたし、旅行時の天気運が良いんですが、今回は残念でした。
頬当御門から入りたかったけど、雨がひどくて１番近くの入り口から入り、首掛け石を見て、適当に写真を撮ったら宇土櫓に入る。清正が築城した当時の姿で残っている、非常に貴重な建物らしい。もしかしてここに清正が、と胸がいっぱいになる。歴史に興味関心のない世帯主も、投石用の隙間や、鉄砲を撃つための小窓など興味深そうに眺める。
それから天守閣へ。もう外観の美しさからやられる。眉毛の気持ちがわかったよ！　城を見たのは初めてのようなものですが、初めて見たのが天下の名城なんてステキ！　当時27歳だった清正が、７年かけて築城したらしいけど、その城の堅固なところは約300年後の西南戦争で証明されたんだよね、すごいよ清正。しかも彼が整備した水路は今でも使われてるとか。清正や細川家、西南戦争史の展示があって、時間がなくてじっくり見られなかったのが残念でした。
来年が築城400年で、改築工事も完了するらしいです。本丸が工事中だったのが、本当に残念。今度はゆっくり見たいなぁ。２泊だったから仕方がないんだけど、１日くらい市内観光に当てたかった。旧細川刑部邸も見たかったです。そして熊本城を後にする前に、いきなり団子紫を食べる。朝食後で空腹じゃなかったけど、全ては好奇心。皮が紫で、中身のさつまいもの上に紫芋餡が乗っている。これもしつこくなくて、自然な甘味が美味しい。
戻ってチェックアウトを済ませ、両親と合流してバスに乗る。直前、母がいきなり団子を買う。そして車内で渡される。本日２個目のいきなり団子。美味しかったけど。家で作ってみたいなぁ。空港に着いたら、飛行機が15分ほど遅れるということで、「ラーメン食うぞ」と父の号令。さすがに満腹で世帯主から、少し分けてもらう程度にしました。美味しかったです。
世帯主は煙草を吸いそびれたまま飛行機に乗ったんですが、離陸しない。最初は「乗り換え便に間に合うよね」なんて笑ってたけど、結局１時間くらい離陸せず、乗り換え便は間に合いませんでした。文庫本を持っていて良かった。羽田からの便は既に航空会社が手配していたので、夕食用にベーグルとサンドイッチと空弁（小鯛の笹鮨）を買いました。世帯主と父はしっかり煙草を吸いました。帰宅したのは予定より遅れて、19時過ぎ。鮨は家でレモン醤油で食べました。美味しかったです。
遠いのに２泊の日程だったし、翌日から会社だったので疲れたのと、もっと見たかった不満もありますが、それでもとっても楽しかったです。世帯主＆両親と旅行なんて、そうできることじゃないし、充実した３日間でした。
もしまた行く機会があれば、今度は１日は市内観光に当てたいです。温泉も入れたら嬉しいです。あと酔い止めと胃薬を持参して、食べ過ぎないように気をつけます。（笑）